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愛読書

最近はすっかりカニにはまってしまいました。そのカニブームを支えるのがこちらの本。

川の生きもの図鑑―鹿児島の水辺から

南方新社


干潟の生きもの図鑑

三浦 知之 / 南方新社


 どちらも南九州地方の水辺や干潟で観察できるいろいろな分類群の生物を掲載している図鑑です。とくに「干潟の生きもの図鑑」のカニの解説は、写真が多く、見分けるポイントに矢印がついていてわかりやすいのです。
 以前、潮干狩りでなんだかわからない二枚貝を獲ったときにも「干潟の~」が活躍してくれました。この貝、地元の方は食べないらしく、誰に聞いても正体がわかりませんでしたが、この図鑑をひらいたらすぐ判明しました。

ちなみにその二枚貝はこちら
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シオヤガイ Anomalocardia squamosa
 図鑑によると化石としてよく出る貝で、温暖な環境の指標になるらしい。いるところにはいるという感じで、場所があたるとざくざく掘れてしまいます。火を入れても、殻がとても丈夫で厚いのでなかなか貝が開きません。集中分布と厚い殻、これなら化石にも残りやすいだろうなあと思いました。味はアサリに似ていて、とてもよいダシがでます。
by uroulog | 2009-07-31 13:50 | 動物